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20年以上変わらない日本の初任給


 今週なぜグローバル化が必要なのか、ある企業で講演をするため データを調べていて今更ながら驚いたことがありました。

それは日本人の給与が全く伸びていないということと、日本人の給与が 伸びないうちに他の国では着実に上がっていて、なんと新興国でも日本 企業よりも高くなっているということです。

1976年に9万4300円(大卒男子初任給)だったのが、10年後の 1986年に14万4500円と1.5倍を超え、1993年に19万300円と 倍以上になりと順調に伸びて、2003年に20万1300円になった 年には、一人当たりGDPが世界第3位と日本人が豊かさを 謳歌していました。 http://ecodb.net/ranking/old/imf_ngdpdpc_1993.html

ところが、その伸びが、そこからピタッと止まってしまいます。

そして2017年の初任給が20万7800円ですから、24年間でやっと ¥6,400上がっただけです。

でも、まだほとんどの日本人は一人当たりGDPが世界第3位であった 時代の記憶のまま、日本人は豊かだと思っていますが、 実はそんなことはなく、中国、インド、その他の新興国の方が 豊かになっているのです。

その一つの例として、中国のスマホメーカーのファーウェイが 日本で採用活動をし、なんとその初任給が40万円です。 https://www.businessinsider.jp/post-172982

またインド企業のタタ・コンサルタンシー・サービシスの 2017年の日本での初任給実績が¥274,000と日本企業よりも かなり高くなっています。

さらには、中国やアジアの新興国での管理職給与は、日本企業 よりも高くなっています。

日本の管理職給料は「中国よりずっと下」 https://blogos.com/article/287377/

この現実、知っていましたか?

そして、今、その現実を知らずに外国人を家族を帯同できない、 人権を無視した条件で受け入れようという入国管理法の改正が 国会で審議されていますが、現実的にはすでにアジアの中で一番 働きたくない国になっている日本。 それを認識しないで、まだ、日本で働きたいという外国人を 受け入れてやろうという上から目線の入国管理法の改正では、 日本に来てくれる人材などいなくなり、日本の将来の見通しが 全く立たなくなってしまいます。

日本はアジアで最下位、高度外国人材への魅力欠く-IMD https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-11-21/OZQUJF6TTDS001

安倍政権がひた隠しにする外国人労働者の悲惨な実態! 低賃金で突然死、暴行、性被害も…こんな奴隷政策許していいのか LITERA https://lite-ra.com/2018/11/post-4371.html

このような認識のギャップが生まれてしまうのは、世界中が インターネットを通じ英語で情報を発信し、コミュニケーション している中で、日本は、日本のマスコミが発信するドメスティックで 偏った情報だけ受け取っているからに他ありません。

しかし、経団連の会長が先代まで誰もパソコンを使っていなかったことで 驚いたと思ったら、国のサイバーセキュリティを担当する大臣がパソコンを 使ったことがなく、USBメモリーって何かわからないという状態ですから、 日本の競争力が落ち、賃金も新興国に抜かれてもやむをえないのかもしれません。

「桜田五輪相はシステムエラー」海外メディアが皮肉次々 朝日新聞 https://www.asahi.com/articles/ASLCJ3C6YLCJUHBI00T.html

国がそんな状態ですが、あなたは英語力をつけてグローバル時代に 対応できますよね。

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