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日本人がグローバル化することが日本復活の鍵


今の日本は政治のことを話すとカッコ悪いような雰囲気がありますが、世界から見ると日本は本当におかしな国に見えます。

イギリスの経済誌エコノミストは下記のように伝えています。

低迷する選挙の投票率、日本の政治を劣化させ、国の運命を衰退させる

Yawning in the face of danger Japan’s dull election is a sign of ailing politics The Economist https://bit.ly/32GqkEM

隣の国香港では、人口がわずか740万人の中200万人以上が自分たちの権利を守るためにデモに参加しています。

デモの参加者に対し警察が警棒で殴り、催涙ガスや唐辛子スプレー、ゴム弾、暴徒鎮圧用のビーンバッグ弾などで攻撃され多くのけが人が出ているにも関わらず、デモが収まる気配はありません。

民主化運動のリーダー21歳のアグネス・チョウ(周庭)さんは、日本に来て日本語で記者会見をしています。 https://youtu.be/U8qpLjbKjEg

一方、ニュースを見ていると日本の若者たちは、面倒くさいから選挙にはいかないとか、候補がいっぱいいてなんだかわからないからとりあえず自民党に入れるなど、香港の若者との差を感じて残念です。

日本はここ10年ほどで急激に劣化しております。 1997年には一人当たりGDPで世界第2位の金持ちだった日本人が、今や、26位まで落ち込んでいて、東アジアの中でもマカオ、シンガポール、香港に抜かれ、しかもその水準はマカオの半分以下となっています。 http://statisticstimes.com/economy/projected-world-gdp-capita-ranking.php

それに伴い子供が貧困状態に置かれているという相対的貧困率はOECDの調べによると日本は15.7%と6.4人に一人が貧困状態、すなわち30人のクラスだったらそのうち5人近くが貧困状態にいるのが今の日本です。 これはOECD34カ国中下から10番目というかなり厳しい状況です。

毎年発表されているスイスのIMDの国の競争力ランキングでは2019年、日本は1年で5位もランクを落とし30位という悲惨な位置に落ち込んでいます。

ここでしっかりと見て欲しいのですが、アジアでは、シンガポール、香港、中国ばかりでなく、マレーシア、タイ、韓国も日本よりも上にいて、フィリピンは46位とまだ下にいますが、こちらは1年で4位上がってきていますから、1年で9位ランクが近づくと考えると3年もしたら追い越されてしまいます。

果たしてほとんどの日本人はこの状態がわかっているのでしょうか? まだまだ、世界1997年頃の日本の感覚でいるのではないでしょうか?

海外に行って毎回大金をばらまいてくる首相自身の感覚が変わっていないのは間違いなさそうです。

今の世界で通用する数少ない会社の孫正義さんも危機感を表明しています。

「この数年で日本は発展途上国になった。結構やばい」 孫社長がAI分野で指摘 engadget https://japanese.engadget.com/2019/07/17/ai/

例えばAI関連では、マイクロソフトはAIとホログラムですでにSFの世界を実現しています。 https://youtu.be/auJJrHgG9Mc

経済ばかりではありません。

環境保護の面も世界はどんどん進んでいて、環境先進国と思っていた日本は、今や環境後進国です。

韓国は余った食品のリサイクル率が95%にまで上がっています。 https://twitter.com/kuriharan/status/1150959487546724355?s=20

インドネシアではここに出てくる16歳の少女がプラスチックゴミに汚染されているバリの海を見て使い捨てプラスチックの禁止活動を始め大きな成果を上げています。彼女はきれいな英語で話していることがわかります。 なんと彼女は10歳だった時に12歳のお姉さんと二人でこの活動を始めたのです。

こんなに日本を劣化させてしまったのはなんなのでしょうか?

まずは、日本のマスコミが世界の情報を伝えない事。 そして私たち自身も英語を使って世界の情報を取りに行かないので、世界がどんどん動いていることがわからず、20世紀の日本が栄えていたことのイメージで止まってしまっているのが問題です。

そしてもう一つは、自分一人が選挙に行ったって何も変わらないと投票をしない私たち日本国民の責任ではないでしょうか?

香港のアグネス・チョウさんやインドネシアのイザベルさんを少し見習いたいですね。

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