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外国でも日本語の日本企業


今フィリピンのDCECで日本企業の駐在員さんたちにお話をお伺いしていてびっくりするのは、フィリピンで働いているのにビジネスで英語を使うことがないという会社が多いことです。

つまり、会社は外国にあるけれども車内で働いている重要なメンバーは日本人が多い、そして、仕事で付き合いのあるお客様やサプライヤーも日本企業が多いということではないでしょうか?

したがって、フィリピンで夜Greenbeltのレストラン街に行っても、日本人ビジネスパースンは日本人だけで集まって飲み食いしている姿がよくみられますし、ホテルに泊まってBreakfastを食べていても、見かけるビジネスマンは、ほとんどが日本人だけでかたまって食事をしています。

ところが、日本人以外のビジネスパースンはそんなことありません。

国籍は一人一人確かめようがありませんが、白人のビジネスマンや中東のビジネスマンなどを五つ星ホテルのロビーで見かけると、基本的に、フィリピン人や多国籍の人と握手を交わし、英語で挨拶を交わしています。

今までは、ほっといても日本の人口が増え、日本のマーケットが拡大 していったので、日本企業同士の取引だけしていればよかったのでしょう。 したがって、取引先の日本企業が海外に進出すると、そこについていって日本での取引の延長を海外で行う、ただ取引の相手は日本人という形が多かったのでしょう。

ところが、同じアジアでも中国、韓国人は違います。 同じ国のつながりは重視しますが、外国に進出したらその国の習慣を知り、その国のマーケットを知り、その国に合わせたビジネスを展開していきます。

以前にもご紹介しましたが、日本のスタートアップ企業のCEOのインタビューをするpodcast、disrupting JAPAN The Sectret to Making E-Payments Work in Japan

を聞いてみてください。

ここで紹介されている起業家は、中国人起業家のLu Dongさんです。

彼は様々な企業を立ち上げていますが、その中で Japan Foodieという中国人やアメリカ人、その他外国人観光客が日本でどのようにレストランを探し予約するかをオンラインでできるサイトを起業した話をし、また、中國、アメリカにビジネス拠点を持ち、資金も調達しているのになんで彼が日本に住んでいるのかなどの話もされています。驚くべきことの一つは、Lu Dongさんの英語力です。 中国人という予備知識がなければ、ネイティブと言われても疑わないでしょう。

そして、日本でビジネスをやるにあたって、日本について日本人以上に分析しています。 レストランを予約した時、中国人の73%がNoShowであるのに対し、世界で最も信頼される日本人のNo Showは1%とのこと。

また、観光省が空港で日本に来る外国人環境客に一人当たり1食あたりの予算を聞いたところ、中国人はなんと$150。そしてそれに対して一番予算が少なかったのが、アメリカ人の$50だったとの話も聞くことができます。

今の日本人の感覚では50ドルでも充分高いと思うのですが、思った以上に中国人は日本にお金を落としているのですね。

また、なぜ、日本では現金が好まれるのか? 日本人に聞くと日本の文化、とか、現金だと管理がきちんとできるからとの答えが返ってくるけれども、そんなことではない原因があることをホストのティムさんとも話していて興味深い話が聞けます。

そして、このLu Dongさんはなぜm日本に住むことに決めたのでしょうか?

これに関する説明も日本と中国を客観的に眺め、ナショナリズムに陥ることなく論理的に説明していて、とても為になるpodcastです。

なぜ、日本に住むことになったのか? あなたの意見を教えてください。

最後に The Secret to Making E-Payment Work in Japanのscriptは下記リンクから見られますので、きちんと聞き取れていたか確認してみて下さい。

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