英語の記事を紹介 DCEC
2018年11月18日3 分
今週なぜグローバル化が必要なのか、ある企業で講演をするため
データを調べていて今更ながら驚いたことがありました。
それは日本人の給与が全く伸びていないということと、日本人の給与が
伸びないうちに他の国では着実に上がっていて、なんと新興国でも日本
企業よりも高くなっているということです。
1976年に9万4300円(大卒男子初任給)だったのが、10年後の
1986年に14万4500円と1.5倍を超え、1993年に19万300円と
倍以上になりと順調に伸びて、2003年に20万1300円になった
年には、一人当たりGDPが世界第3位と日本人が豊かさを
謳歌していました。
http://ecodb.net/ranking/old/imf_ngdpdpc_1993.html
ところが、その伸びが、そこからピタッと止まってしまいます。
そして2017年の初任給が20万7800円ですから、24年間でやっと
¥6,400上がっただけです。
でも、まだほとんどの日本人は一人当たりGDPが世界第3位であった
時代の記憶のまま、日本人は豊かだと思っていますが、
実はそんなことはなく、中国、インド、その他の新興国の方が
豊かになっているのです。
その一つの例として、中国のスマホメーカーのファーウェイが
日本で採用活動をし、なんとその初任給が40万円です。
https://www.businessinsider.jp/post-172982
またインド企業のタタ・コンサルタンシー・サービシスの
2017年の日本での初任給実績が¥274,000と日本企業よりも
かなり高くなっています。
さらには、中国やアジアの新興国での管理職給与は、日本企業
よりも高くなっています。
日本の管理職給料は「中国よりずっと下」
https://blogos.com/article/287377/
この現実、知っていましたか?
そして、今、その現実を知らずに外国人を家族を帯同できない、
人権を無視した条件で受け入れようという入国管理法の改正が
国会で審議されていますが、現実的にはすでにアジアの中で一番
働きたくない国になっている日本。
それを認識しないで、まだ、日本で働きたいという外国人を
受け入れてやろうという上から目線の入国管理法の改正では、
日本に来てくれる人材などいなくなり、日本の将来の見通しが
全く立たなくなってしまいます。
日本はアジアで最下位、高度外国人材への魅力欠く-IMD
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-11-21/OZQUJF6TTDS001
安倍政権がひた隠しにする外国人労働者の悲惨な実態!
低賃金で突然死、暴行、性被害も…こんな奴隷政策許していいのか
LITERA
https://lite-ra.com/2018/11/post-4371.html
このような認識のギャップが生まれてしまうのは、世界中が
インターネットを通じ英語で情報を発信し、コミュニケーション
している中で、日本は、日本のマスコミが発信するドメスティックで
偏った情報だけ受け取っているからに他ありません。
しかし、経団連の会長が先代まで誰もパソコンを使っていなかったことで
驚いたと思ったら、国のサイバーセキュリティを担当する大臣がパソコンを
使ったことがなく、USBメモリーって何かわからないという状態ですから、
日本の競争力が落ち、賃金も新興国に抜かれてもやむをえないのかもしれません。
「桜田五輪相はシステムエラー」海外メディアが皮肉次々
朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASLCJ3C6YLCJUHBI00T.html
国がそんな状態ですが、あなたは英語力をつけてグローバル時代に
対応できますよね。