英語の記事を紹介 DCEC
2018年11月10日2 分
今の国会で、外国人の単純労働者の受け入れに向けた入国管理法
の改正が審議されています。
入管法改正案
外国人就労、初年度4万人想定 国会提出
毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20181103/k00/00m/010/213000c
今、日本では深刻化する少子高齢化、生産年齢人口の急減で、
東京でコンビニやファストフード店に行けば外国人労働者が
働いているのが当たり前の状況ですが、彼らは、日本語学校に通う
留学生のアルバイトという形で働いています。
一方、地方では農業や漁業などの現場でも外国人がいないと
成り立たないような状況になっているとことが多いようですが、
こちらは外国人技能実習生が担っているようです。
ところがこの技能実習生、実態は外国人を奴隷のように使っていると
国連やアメリカ国務省から改善するよう勧告を受けています。
Business Journal
https://biz-journal.jp/2017/12/post_21839_2.html
●「除染作業強制」「残業代300円」 外国人実習生窮状訴え
東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201811/CK2018110902000167.html
残業代は時給300円 工場逃げ出した外国人実習生
朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASL8S5QCLL8SULZU00J.html
そして今回の新しい制度は、現在の技能実習生制度の問題点を
放置したままさらに多くの受け入れをしていこうという制度です。
現在の実習宇生制度は、外国人を人間として見ずに単なる安価な
労働力としか見ていません。
このような制度をそのままにして受け入れ人数だけを増やせば、
逃げ出してアンダーグラウンドで働く外国人が増え、治安の悪化に
繋がるのを防げません。
今の少子高齢化で外国人に頼らざるを得ないのであれば、彼らと
共生し、お互いに明るい未来に繋がる制度をきちんと設計してから
受け入れるようにすべきではないでしょうか?
外国人就労、各国は? 米独英韓に学ぶ4つの論点
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37627600Q8A111C1EA2000/?n_cid=NMAIL007