英語の記事を紹介 DCEC
2018年3月27日4 分
最近、「日本はこれからどうなってしまうのでしょう?」とか、
「日本は大丈夫でしょうか?」と心配して声にされるラーナーさんが
増えています。
でも、そんな声が上がるのは、普段英語の必要性をわかって英語を
学習し、様々な外国の情報に触れる方に限られているような気もします。
先日話をした銀行員の方は、
「まだまだ蓄積があるし、アベノミクスで調子もいいから日本は問題
ないですよ。」と自信を持って行っていました。
しかし、本当にそうでしょうか?
今、世界はすごい勢いで変化しています。
特に大きく変化しているのは中国、そしてアジア各国です。
日本で見ていると、中国はまだまだ安かろう悪かろうのイメージから
抜けていませんが、様々な分野ですでに日本の先を行っています。
今話題のテクノロジーといったら何と言ってもAIでしょう。
ところがこのAIで中国とアメリカがトップを争い、日本ははるかに
遅れてしまっているのが現状です。
「AI技術の未来をかけて激突、中国と米国の覇権争い」
MIT Technology Review
https://goo.gl/9MBw47
中国では、AIチャットボットのXiaoIce(シャオアイス)がすでに社会に浸透し、
あらゆる場面でサポートしてくれるそうです。
中国のユーザーは、シャオアイスを自分の恋人のように接し、「愛している」と
言えば、シャオアイスも「私も愛している」と応答する。悩み相談や愚痴にも
きちんと相づちし適切な回答を行うというのです。シャオアイスはそれぞれの人に
パーソナライズされ、ネットショッピングでは商品の評価を教えてくれ、
動画配信サイトでは気に入りそうな動画を推薦までしてくれるそう。
また、AIによる音声のテキスト化や翻訳なども進んでいます。
中国を歩いていると、スマホに語りかけている姿をよく見かけるそうなの
ですが、これは電話をしているのではなく、ウィーチャット(微信)やウェイボ(微博)で
チャットしているとのこと。(東京新聞)
日本で言えばラインをしているようなものでしょうが、いちいち画面に向かって
文字を打ち込むよりも話した方がはるかに早く面倒もない。
音声で話すとAIが文字にしてチャットを送っているというのです。
「女子高生AI「りんな」より多才な人工知能が中国で生まれたワケ」
News Week
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/05/ai-1_2.php
この記事は2年も前の記事ですが、すでに日本の現状を超えているのがわかります。
中国は、すでにAIをクレジットの信用審査にも利用して、例えばWeBankという
テンセント社の銀行では、ウィーチャットの書き込み記録をビッグデータとして
活用して与信枠を設定し、アリババではネットショッピング歴から個人の信用査定を
行うなどの異本の銀行の信用調査とは全く違った次元の余震をしているのがわかります。
超すごい中国の無人コンビニTAO CAFE。
アリババが運営する無人コンビニTAO CAFEでは、スマホのアプリからQRコードを
スキャンして、「入店許可証」を取得し、店舗に入って商品を手に取り商品を
スキャンすることなく決済ゲートを通過して店舗から出るだけ商品代金がアリペイ
から自動的に差し引かれるという。
https://www.businessinsider.jp/post-35025
かなりやばい。
このような現状に大前研一さんは、
「2017年を振り返ると、これまでに比べて中国と日本の格差が非常に明確に現れたと
言えます。」と言っています。
●【大前研一「2018年の世界」】世界中が「低欲望社会化」する中、
日本は美しい衰退に向かう
MONEY VOICE
http://www.mag2.com/p/money/412000
中国だけではなく、フィリピンも凄い勢いで変化しています。
フィリピンの取材でフィリピンを訪れた日経の記者が、3日間TESZARAと一緒に
歩き回った結果、「フィリピンのイメージが180度変わった」と言いました。
日経の記者の認識でこれですから、日本人がいかに遅れているかわかる
というものです。
英語を学習するとともに、いかに外国の現状に目を向けることが重要か
わかるのではないでしょうか?
今、優秀な人材を世界の企業が奪い合っています。
Amazonはこんな求人広告を出していますが、日本企業はこの求人よりも
魅力的なアピールができるでしょうか?
https://goo.gl/6gLtsS