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ジュリータの英会話成功法


メールマガジン 2007年12月1日号

 

◆◆Ms.Julita's Enjoyable English World and
                   Useful Business Tips◆◆

ジュリータの英会話成功法
〜外国人キャリアウーマンの英会話スクールの日々から
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December 1,2007  vol.221
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数あるメルマガの中でも質の高さはピカイチ!! と勝手に自負して
います。ぜひみなさん、メールでご意見くださいね。

----【目次】-------------------------------------------------

・Heading   <Julita>
  ・"Crabbing About"
  ・国際化には日本の伝統の価値観の理解が重要 <Shima>
  ・編集後記             <Shima/Julita/Umi>
-------------------------------------------------------------

It's normal for people to mumble about what they
dislike in their lives. It's perhaps one way to pass to
the wind their negative feelings. Consider yourself still
emotionally healthy next time you do this, as long as
it won't become an hourly habit.
Traditional courtesy and modesty - just some of the
traits that stand out in the Japanese culture. But, can
we see this as often and as sincere as in the 70's and
backwards? What's happening to the endearing Japanese
values?


まずは、English Tipsです。
今週は旅行がらみのお話。。。旅行は楽しいけれど、
それまでが。。。???

 

■"Crabbing About"

Characters: J - Julita; K - Kiyo; Y - Yuki
~In a morning class.

J: (a student returned from her trip) Welcome back, Kiyo!
K: Am I glad to be back after my three-week vacation to
England.
Y: We are all ears to know how your trip went.
K: Let me sit down first.
J: Yes, of course. Settle yourself on your favorite seat.
K: (putting down her bags) I'm ready.
J and Y: And so are we.
K: First, look at these photos I took in London.
Y: The grand Windsor Castle ...
J: Cute English toddlers ...
K: This is one of my favorites - Peter Rabbit ... And
before I forget, here are my souvenirs for you - magnets
and candies.
Y: Thanks.
J: How lovely. I'm really happy that you could finally go
abroad after chewing on the idea for months.
K: Being my first foreign trip, it will be my most memorable.
Y: I should plan for my own soon. But I have to consider
a lot of things first - time, money... Oh, sorry for
crabbing about my life.
J: That's understandable. I've been wanting to go to
France for a few years, but couldn't for the same
reasons you've mentioned. Well, let's pause chewing
the fat and start with today's lesson.
K: Uh-oh. I couldn't make my homework.

●Vocabulary:

★crab about something
〜のことを口汚く言う、グチる
★all ears
(be〜)一心に耳を傾ける、熱心に聞く
★settle (yourself) on something
〜に落ち着く
★toddler
2〜4歳ぐらいの幼児、よちよち歩きの小児、歩き始めの子供
★chew on something
〜をとくと(じっくり)考える、〜を熟考する 
★consider
よく考える、熟考する
★chew the fat
  気楽におしゃべりする、世間話(井戸端会議)をする

"グチ"

登場人物: J - ジュリータ; K - キヨ; Y - ユキ
~午前中のクラスにて

J:(旅行から帰って来た生徒に)おかえりなさい、キヨさん!
K: イギリスへの3週間の旅から無事にもどってこられてほんとに
 よかったわ。
Y: さあ旅行がどんなだったか聞かせて。
K: まずは座らせてちょうだいね。
J: ええ、もちろん。お気に入りの席に落ち着いてからでいいわよ。
K:(バッグを置いて)はい、いいわよ。
J and Y: 私たちもよ。
K: 最初に私がロンドンで撮った写真を見せるわね。
Y: わー、立派なウィンザー城ねえ...
J: 可愛らしいイギリスのおチビちゃんたちだこと...
K: これは私のお気に入りのひとつ、ピーターラビットよ...
 それと、忘れないうちにと。お二人にお土産があるの。
 マグネットとキャンディー。
Y: ありがとう。
J: わあ、すてき。何ヶ月もじっくり温めてきた計画が実って
 ついに海外にいく事ができてほんとによかったわね。
K: 初の海外旅行だったから、一番思い出深いものになると思うわ。
Y: 私もそろそろ自分の旅行の計画を立てないと。でも最初に
 いろんなこと検討しないといけないのよね〜時間とかお金とか...
 あら、ごめんなさい、グチっちゃって。
J: わかるわ。私も何年もずっとフランスへ行きたいと思ってたけど、
 やっぱりあなたが言ったのと同じ理由で行けなかったもの。
 さてと、おしゃべりはこの位にして今日のレッスンに入るわよ。
K: おっと。私宿題できなかったわ。

 

 

■国際化には日本の伝統の価値観の理解が重要

 

今世界に最も良い影響をもたらしている国はどこ?

こんな世論調査を英BBC放送と米メリーランド大学が27ヶ国
約28,000人を対象に行ない、その結果日本とカナダがならんで選ば
れたそうです。さらには、アメリカ企業「エクスペディア」がヨー
ロッパのホテル関係者15,000人を対象にした調査でも日本人が最良
の客に選ばれたそうです。

う〜ん、日本人としてたいへん嬉しいですね。

ただこの調査結果を待つまでもなく、いつも外国人と働いていて、
日本に来て間もない彼らと話していると、必ず日本人は優しい、礼
儀正しい、時間に正確などすごく肯定的なコメントをもらうことが
多いので、世界の中で日本人というのはいい性格の国民なのだろう
なと感じていたのでそれが裏付けられた感じですね。

でも一方、日本人として日本の現状を見ていると、このままで日本
は大丈夫なのだろうか、道徳、モラル、品格などがどんどん劣化し
てきて住みにくい、美しくない国、夢のない国になりつつあるよう
に感じるのも事実です。

たぶん、日本の伝統的な心、道徳観、価値観などが世界から美しい
と評価されている一方、その心が徐々に壊れて行っていて、それが
私たち日本人自身に不安を抱かせているのでしょう。

このような不安は、皆感じているので、今、「国家の品格」に
「女性の品格」「会社の品格」など品格を取り上げる本が次から次
へとベストセラーになり、また、武士道などがもてはやされたりす
る。なんとなく、日本はこのままではいけない、日本の美しさを取
り戻さなくてはいけないとはみんなが漠然と思っているのですが、
出てくる議論としては、教育が悪い、学校の科目に道徳を復活させ
るべきだ、愛国心を養うべきだなどの意見が出る一方で、いやそれ
は戦争につながった反省から国旗の掲揚に対し起立しなければいけ
ないというのは認められない、君が代が国歌というのはおかしいと
いうような表層的な議論だけがされ、どうして日本人の心が変わっ
て来たのかあまり議論を聞いた事がありません。

でも、なんで日本人がこのように変わって来たのでしょうか?

最近、いろいろな本を読んでいてやはりこれもアメリカの影響なの
ではないだろうかと思う様になってきました。

どういうことか言うと、日本とアメリカは国の歴史、成り立ちから
文化、伝統、価値観すべて違います。そしてこれは長い歴史を積み
重ね、いろいろな価値観が絡み合って培ってきた物なので一箇所だ
け変えるということができない物です。

そして、日本とアメリカの違いは、日本が集団主義的社会に対して
アメリカは個人主義の社会ということです。日本の集団主義とは、
共生や協調といった価値観を大切にしてきました。家父長的な温情
主義で司法に頼らないインフォーマルな内輪での問題解決という仕
組みが日本の法文化の特徴とされてきました。

一方のアメリカの個人主義とはどのような物なのか。

イギリスの社会学者ロナルド・ドーアは個人主義の4つの特徴を下記
のように上げています。

1.反国家主義  
   国家の権威に対する懐疑的敵意を抱く

2.自立主義
   他社や集団への依存を拒絶する

3.情緒的非集団主義
   集団への情緒的一体化を拒絶する

4.自己利益追求主義
   集団の利益より自己の利益の追求を絶対視する

いかがでしょう。これらを見ると日本の伝統的価値観とは全く正反
対の価値観であるのがわかると思います。

古きよき時代のアメリカの価値観はこの個人主義とともにWASP、
すなわちWhite-Anglo-Saxon-Protestantが主流の国でした。

ここでわかるのは、ドイツやフランスとは違う価値観のAnglo Saxon
でプロテスタントという宗教を通じた価値観で結ばれている事です。

このような基礎があるアメリカですが、現在のアメリカは移民によ
る国家でもあることがもう一つの側面としてアメリカの性格を形成
する要因になっています。今や、市によっては白人が多数派ではな
い市も増えているそうです。

現代のアメリカは世界中の様々な価値観の人種が集まって国家を形
成しています。イギリスからのアングロサクソンの価値観とアフリ
カンアメリカンの価値観、アジア系アメリカ人の価値観、ヒスパニ
ックの価値観、インド人の価値観とそれぞれ違う物の寄せ集めなの
です。したがって、このような雑多な価値観の社会をまとめるには
法律で縛り、すべて訴訟により解決するというのは、ある意味やむ
を得ないのかもしれません。

これに対して、日本は今まで圧倒的に大和民族が多く、外国人と接
する事もほとんどない生活を送る人々が大多数の国でした。という
ことは、長い歴史を共有してきている人たちは、その価値観も共有
しておりいちいち細かい事を言わなくてもお互いに分かり合える社
会だったのです。

そして先程のロナルド・ドーアが挙げた4つの個人主義の特徴の正
反対の価値観を形成してきました。

ところが戦後、日本国憲法の制定から始まってすべてがアメリカの
影響下で現代の日本が作られる事になり、第二次世界大戦に至った
経緯の歴史をきちんと勉強する事もなく戦争に負けたこともあい
まって、日本の伝統の価値観はよくないもの、アメリカナイズする
のがかっこいいと考えられてきたのではないでしょうか?

特に1990年代に入り、東西冷戦が終結した事で、アメリカは共産主
義陣営に対する防波堤として気を遣ってきた日本に対し、もうそれ
ほど気を使う必要がなくなったために、露骨に自分達の価値観を日
本に押し付ける様になってきました。

その結果、日本的経営の強みとされた、株式持合い、終身雇用、年
功序列型賃金などすべてアメリカの圧力で崩壊し、一億総中流とい
われた均質な社会も崩壊しました。

個人主義を勘違いして、
「そんなことをしたら世間に顔向けできない」というような日本で
よく言われた価値観はないがしろにされ、自分さえよければまわり
は関係ないという気持ちが、電車の床に平気で座る学生や電車で化
粧をする女性たちにつながっているのではないでしょうか?

若者や女性ばかりではなく、「弱いものいじめをしない」とか「武
士は食わねど高楊枝」などという武士道から来ているような価値観
が否定され、学校では先生までがいじめに加担し、政治家や官僚は
自分の利益の追求に汲々としている。
(もちろん、素晴らしい先生や使命を感じて頑張っている政治家、
官僚もいるに違いませんが、そうでない人も非常に多いのが現実。)

アメリカの個人主義と日本の集団主義。これはどちらの価値観がす
ばらしいというような問題ではなく、それぞれの国で歴史や背景が
違うのであれば、価値観が違うのもあたり前だということ、そして
どちらにあわせなければならないというものではない事を理解する
必要があるでしょう。そしてお互いに、相手の価値観の背景を理解
し、自分の価値観を押し付けない、また、相手の価値観を一部だけ
聞いて評価しない事がこれからの国際化の中で必要な事ではないで
しょうか?

たとえば、ガヴァネス達と仕事をしていると彼女達の価値観は、ア
メリカの価値観です。彼女達に日本人の悪い点として指摘される事
に、日本人はあいまいだ、といわれることがあります。

これは最初はかなり気になりました。

そうして気にしながら仕事をしていくと、私の話の仕方が、日本人
だったら誰でもあたり前に思っているということを、いちいち説明
しないで話をしているのだということに気がつきました。

ところが彼女達にとってはあたり前ではないので何を言っているの
かわからない、それがあいまいにつながっているのです。

たとえば、仕事への取り組み方として彼女達は産まれてからずっと
個人主義の価値観をもって育ってきています。したがって、

4.自己利益追求主義
   集団の利益より自己の利益の追求を絶対視する

というのがあたり前なんですね。
最初はこれが全然わからなかった。

だからお互いかなりのストレスだったと思います。
でも、彼女達は素晴らしい人材です。一生懸命仕事もし、素晴らし
い成果を出そうと努力をします。しかし根底は個人主義。

僕は日本人なので、やはり会社全体が困る時は、少し協力してよ、
と思ってしまう。

最近はやっと、お互いに理解できるようになって来ました。

でも個人主義といっても公共の利益に反する事を自分の都合を優先
して行なうなどということは当然ありません。たぶんキリスト教の
教えが身についているからなのでしょう。

このように、人にはそれぞれ生まれ育った国の歴史に基づく伝統の
価値観があり、それが永い国の歴史を形作ってきたものなのだから、
今、私たち日本人はもう一度自分達の歴史や価値観、武士道や儒教
の精神を学び直し、尊重する事で日本をより良い国にしていく事が
必要ではないでしょうか?

 

 

■ 編集後記 ■

    今回発行が遅くなり申し訳ありません。読者の皆様や
ジュリータ、Umiにも迷惑を掛けてしまい申し訳ありません。
先週後半から日曜日に掛けて、埼玉大学でのガヴァネスの講義、
DCECクリスマスパーティ、海外の恵まれない方へのラーナーさ
んからの衣類やおもちゃなどの寄付の取りまとめなどが重なり
メルマガ作成が遅くなってしまいました。
そして、今回残念な事を一つお伝えしなければいけません。
このメルマガの第1号から中心になって執筆してきたジュリー
タが都合によりしばらく、メルマガから離れます。また将来
戻ってくるかもしれませんが今のところ未定です。この下で彼
女自身の挨拶がありますので、併せて読んで下さい。
そしてよろしければ彼女へのメッセージもメールで送っていた
だけると幸いです。
     ジュリータ。長い間お疲れ様でした。(島)  
    

     

今日から12月、ついに今年も最後の月になってしまい
ました!。。。そして今日はDCEC恒例のクリスマスパーティー
が行なわれます★今年は更に去年よりも人数が増え盛大になり
そうです。パーティー自体はもちろん楽しみですが、その前の準備
も意外と楽しいもので、合間にポスターを作ったり、ガヴァネス
たちと買出しに行ったり、プレゼンテーションの練習したり。。。
そして今日のパーティーではみんな一人一人が楽しんでもらえたら
一番嬉しいですね☆今年もパーティーが成功しますように!

そして。。。ジュリータへ一言!私もジュリータのメルマガの
一ファンとして今まで読むのを楽しみにしていたので、しばらく
ジュリータに会えなくなるのは寂しいけれど、またいつものように
そのうちひょっこり戻ってきてくれるのを楽しみに待ってます:)
ジュリータ、お疲れ様!(Umi)

Luckily, Yuki could go abroad after ironing out her
troubles. Unfortunately, I still couldn't go to France ++.
Thanks, Shima, for reminding your fellowmen of the
importance of the traditional Japanese values. As an
Americanized immigrant in Japan for more than five years,
I've had first-hand accounts of the unnatural fusing of
American culture and Japanese. Picture this - planting
a seed, that grows in the dessert, in the icy glaciers.
This comparison might sound exaggerating, but the effects
are very similar - ineffective. Perhaps first and foremost,
deep and sincere understanding of each other's history and
culture should take place. From there, people from all
sectors - government, general society, etc., could talk
things over, especially to determine whether or not influence
is necessary. Then, the gradual and mutually beneficial
sharing of values - but never one-way. Not only the US,
but also other cultures could learn a lot from Japanese,
starting with punctuality and cleanliness, from my point of
view ...

 

I won't be with you for a while to give way to other
attention-grabbing matters. I'm sure that even without my
regular "hi's and hello's," you'd stick to our informative
and entertaining articles and dialogues.
I'm not even saying goodbye because I think that I'll only
do so when I become part of the dust ... Thus, let me thank
you from the deep corners of my heart for giving me company
these past five years.
Whenever I think of the next word to type, I think of each
of you, our dear readers. You will always be a part of my
life and I hope I am to you ... いろんな事、楽しくと一緒に
学んで、本当にありがとうございました。

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【マガジン名】  ジュリータの英会話成功法
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