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メールマガジン 2007年5月6日号

 

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May 6,2007  vol.191
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----【目次】-------------------------------------------------

・ 日本の国際化に必要なこと        <Shima>
・ 編集後記                 <Shima>
-------------------------------------------------------------

ゴールデンウィークも今日でおしまい。
あなたはどんなゴールデンウィークをお過ごしになられましたか?
DCECも昨日までがゴールデンウィークのお休みだったので、ガヴァ
ネスの記事もお休み。

だから英語の記事はありませんが、ちょっと日本の国際化について
書いてみたいと思います。

 

■日本の国際化に必要なこと

 

最近の日本、ちょっとおかしくなってきています。
今日のテレビを見ていると、世界各国の若者を対象に行ったアンケ
ートで、「将来偉くなりたい」と答えた割合で日本人の若者がアメ
リカ、中国、韓国などに比べて圧倒的に低かった、と言っていまし
た。その理由が、「責任が重くなる」「自分の時間が無くなる」か
らいやだそうです。

また、一生懸命働かなくても、その日何とかなればいい、と答える
若者が増えている、とも言っていました。

これは子を持つ親として非常に気になる傾向です。
「将来偉くなりたい」という質問は、質問自体あまりよい質問とは
いえませんが、責任を果たしたくない、という傾向が現れているの
は問題です。

責任を果たさなくてもいい。自分さえよければいい、という傾向が
続いていけば社会は崩壊します。

でも、若者たちがこのような傾向を示す原因は大人たちにあるので
はないでしょうか。

今、「偉い人たち」はとても尊敬できる対象ではありません。
若者たちにあのような人になりたい、というロールモデルがいない、
頑張ってあのように尊敬される人になりたいと思えないから、頑張
る気にならないのだと思います。

たとえば、日本の高度成長期には日本の高級官僚は優秀で日本の発
展はあのような官僚たちがいたからできたのだ、と称えられました。

だから優秀な若者たちは、「あのように日本の発展に貢献したい」
と東大法学部を出て大蔵省に入り、というエリートコースを目指し
たのです。

ところがその高級官僚は今や国の発展につくしているイメージより
も省益を守ることが最優先で天下り先としての特殊法人の確保や官
製談合など国の巨額な財政赤字の根源のようなイメージになってし
まいました。

官僚ばかりでなく、大臣は誰が見ても不自然な莫大な光熱費を事務
所費に計上してそれを総理もかばいだてしている。

大企業の偉い人たちも、このところの生保、損保の保険金不払い問
題ばかりでなく、次々と起こる不祥事でみるのは頭を下げている姿
ばかり。

これでは「偉い人」になりたいと思うほうがおかしいですね。

日本人の倫理、モラルはどこに行ってしまったのでしょうか。

「偉い人」がそうだからか一般人もひどい。
子供を保育園に通わせながら保育料を払わない、給食費を払わない、
それもお金があるにもかかわらず払わない人が増えている。
図書館では、線引き、マーカーはまだかわいいほうで、自分の必要
な部分を切り抜いて、あるいはページごと持ち去るようなことが日
常茶飯事のように起こるらしい。

礼節の国日本はどこへ行ったのでしょうか?
明治の開国から戦後までの期間、日本を訪れて日本人の心の豊かさ
の虜になった外国人は数多くいます。

あのアインシュタインは初めて日本を訪れた時から、大の親日家に
なったのです。最初の訪日の最後の日に彼は『大阪朝日新聞』に日
本国民への感謝のメッセージを寄せました。

「予が1ヶ月に余る日本滞在中、とくに感じた点は、地球上にも、
また日本国民の如く爾(しか)く謙譲にして且つ篤実の国民が存在
してゐたことを自覚したことである。世界各地を歴訪して、予にと
つてまた斯くの如き純真な心持のよい国民に出会つたことはない。
又予の接触した日本の建築絵画その他の芸術や自然については、山
水草木がことごとく美しく細かく日本家屋の構造も自然にかなひ、
一種独特の価値がある。故に予はこの点については、日本国民がむ
しろ欧州に感染をしないことを希望する。又福岡では畳の上に坐つ
て見、味噌汁も啜つてみたが、其の一寸の経験からみて、予は日本
国民の日本生活を直ちに受け入れることの出来た一人であることを
自覚した。」

また、雑誌『改造』のために、「日本における私の印象」というエ
ッセーを記している。

「日本には、われわれの国よりも、人と人とがもっと容易に親しく
なれる一つの理由があります。それは、みずからの感情や憎悪をあ
らわにしないで、どんな状況下でも落ち着いて、ことをそのままに
保とうとするといった日本特有の伝統があるのです。・・・
  個人の表情を抑えてしまうこのやり方が、心の内にある個人みず
からを抑えてしまうことになるのでしょうか? 私にはそう思えま
せん。この伝統が発達してきたのは、この国の人に特有な感情のや
さしさや、ヨーロッパ人よりもずっと優れていると思われる同情心
の強さゆえでありましょう。」

このように日本人の心に触れ、虜になった外国人は他にもたくさん
います。

まだ、間に合います。

現代でも、ガヴァネスたち外国から来た人たちに強い印象を与える
のは、例えばお店やレストランなどでの日本人の丁寧な応対です。

今の日本人に必要な国際化は、今一度自ら日本の歴史、日本人の心、
日本の伝統のよさなどを学びなおし、今までこの国を作り上げてき
た日本の伝統に誇りを持ち、それに恥じない行いをするところから
始めていくべきではないでしょうか。

 

■ 編集後記 ■
  

    このゴールデンウィーク中に二つ大切なことを学びました。

1つめ。愛犬のしつけはきちんとしなければいけない、ということ。
実は、ゴールデンウィーク前半に愛犬にかまれ、噛まれどころが悪
かったようで、薬指の靭帯が切れてしまいました。
うちの犬、前から子供の靴下やハンカチ、その他の物を手に入れる
と取り返そうとする人に対し、うなって威嚇し返そうとしません。
声でしかっても言うことを聞かなかったので、いつも噛まれないよ
うに捕まえて檻に入れてしまうということをしていました。
今回も両手で捕まえて檻に入れようとしたところ、檻の入り口が開
いていたので閉めようと、片手で犬を抱えたときに噛まれてしまっ
たのです。

このままにしていたら、今後同じようなことが繰り返されると大変
なので、早速しつけの仕方を調べました。家にあった本では、大き
な声でしかる、新聞紙を丸めた物などで床を叩きしかる、となって
いましたがそれは今までやってきて効果が無かったのは実証済み。
そこで、少し手荒だけど捕まえて、少し懲りさせるやり方を学びま
した。

2,3日後に同じようにうなって威嚇したので早速それを実践。娘は
かわいそうといって抵抗しましたが、しつけることが犬のためにも
なることを説明し、かなり大騒ぎでしつけをしました。

結果は大成功。次に靴下を取ったとき、ダメ!と強く言って取り返
そうとすると、うなることもせず取り返すことができました。
もっと早いうちにきちんとしつけておけば痛い目にもあわずにすん
だのに、一つ学びました。

そして二つ目に学んだこと。
おかげで、この連休中は毎日病院通いになってしまったのですが、
通った病院の先生、そして看護士さんがみな素晴らしい人たちで
まだまだ日本の病院も素晴らしい人たちがたくさんいるということ
を知ることができたことでした。
最初に行った時は、夜の11時過ぎ。急患で行くと遅い時間にもかか
わらず丁寧に見ていただき、これは少し心配、とレントゲンまで撮
って適切な処置、指示をしていただきました。
終わったのは12時半ころ。また明日来てください、といわれ次の朝
9時に行くと、昨日の先生がもう診察室にいて診察してくださいまし
た。察するに夜勤で数時間の仮眠を取ったあとそのまま日勤につい
ているようです。たぶん疲れているにもかかわらず、相変わらず穏
やかに、そして親身になった診察と治療方針を決定して下さいまし
た。自分では軽く考えていたのが、きちんとリスクを見通し、最悪
の場合は切断しなければならないこともある、と危険性を認識させ
てくれ、結果的に1週間たった今の状態を見ると、先生のおっしゃっ
ていたことが正しかったと言わざるを得ない状況です。

今回かかった先生と看護士さんは、このフラット化した現在の世界
でもきちんと日本で感謝されながら生き残っていかれる人たちであ
ると確信し、このような人たちと知り合いになれたことが、この連
休中の幸せなことでした。(島)

 

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