
「イラン民主化運動のアイコン化したNeda」
June 27,2009 vol.298
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June 27,2009 vol.298
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----【目次】-------------------------------------------------
・"The most expensive lesson" <Euneece>
・イラン民主化運動のアイコン化したNeda <Shima>
・編集後記 <Shima、Umi>
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毎日暑い日が続いています。6月というのにもう真夏のような暑さで、最近、DCECにこられる生徒さんが「あ~、ここは涼しくてよかった」といわれることが多くなってきています。
聞くと、やはり今のエコ時代、会社でのエアコンの設定が28度になっているとかできるだけエアコンをかけないようにしているとのこと。これからは、エアコンをあまり使わないでも涼しくなる工夫をしていく必要があるのかもしれませんね。
今日そんなことを考えながら、我が家の愛犬クッキーの散歩をしている時にひとつ意外なことに気がつきました。
現在住んでいるマンションは、敷地内にかなり緑を多く植えており、中庭などは大きなケヤキがたちならびちょっとした森の木陰のようになっています。
今日家から出てその木陰に行ったとき、今日は涼しいなあと感じたのですが、木陰を出るとやっぱり暑い。やはり日陰は涼しいんだと今度は建物の影の日陰に入ったら
「あれ? そんなに涼しくないぞ」
そう、同じ日陰でも建物の陰はあまり涼しくないのに木陰だと涼しいのを発見しました。
きっと直射日光が差さないだけではなく、木の葉などから水蒸気などが発散し、気温を下げているのではないでしょうか。
さて、今日のダイアログは生徒さんがフランスで盗難にあったときのことが話されています。
記事では、また日本と世界の情報ギャップについて考えて生きます。
■"The most expensive lesson"
E: Euneece T: Taku M: Miho A: Akira
(Note: Taku and Miho are husband and wife)
E: Today’s topic focuses on travel. I’m sure each one of
you has something interesting to share. So, tell us, what
was the most unfortunate experience you ever had?
T: (saying matter-of-factly) I was robbed in broad daylight.
E: (Surprised by the revelation) Good heavens!
A: (Equally shocked as Euneece) Really? How?
T: My wallet was taken by a young boy without me realizing it.
My wife and daughter were with me on a train in France that
time.
M: Yeah! I think it was a well-planned theft.
T: A woman, perhaps the boy’s mother, diverted our attention
by talking to me and my daughter.
M: (Continuing the story as if on cue) While she was doing so,
little did we know that the boy was already working on my
husband’s pocket to get hold of his bulging wallet.
A: Wow! A perfect tandem.
E: I agree. So when did you realize that you were victimized
by such scheme?
T: We were already having dinner when I realized that my
wallet was gone. I was really agitated at that time.
A: Were you able to retrieve your belongings?
T: Unfortunately not. We didn’t even report it to the
authorities. We knew that finding the culprits was almost
next to impossible.
E: I’m sorry to have heard your misfortune.
M: (Looking curious all of a sudden) If you don’t mind Taku,how much cash were you carrying then?
T: About a thousand euro.
E & A: (voice fading) A thousand euro…
M: The moral of the story is always be on your guard and if
possible, avoid carrying too much cash on you whentravelling.
T: Right. It’s the most expensive lesson I ever learned in my life.
●Vocabulary:
★matter-of-factly 事もなげに、当然のことのように、感情を交えずに
★in broad daylight 白昼堂々と
★revelation 暴露されたこと(もの)、驚くべき新事実、意外な新事実
★Good heavens! おやまあ!
★theft 窃盗、盗み、泥棒
★divert ~をそらす、かわす
★on cue ちょうどいい時(タイミング)に、
★little did sb know ~とは知る由もなかった(思いも寄らなかった)
★tandem
(二者の)提携、連携、協力
★victimized
(be~)犠牲となる、被害に遭う
★scheme 計画、案;たくらみ、陰謀
★agitated
動揺している
★the authorities
当局
★culprit
犯人
★next to impossible
ほとんど不可能な、不可能に近い
★misfortune不運、災難
★If you don’t mind差し支えなければ
★moral of the storyその話の教訓
★be on one’s guard
気を付ける、警戒する、油断しない、用心する
"最も高くついたレッスン"
E: ユニース T: タク M: ミホ A: アキラ
(注:タクとミホは夫婦である)
E: さて今日の話題は旅行についてよ。みんなそれぞれ何か興味深いことを話してくれるに違いないわね。それじゃあ、今までに経験した中で一番不運だったことを聞かせてくれる?
T: (事もなげに)白昼堂々と盗みに遭ったことかな。
E: (思いもよらない事実に)ええっ!
A: (ユニース同様驚き)ほんとに?どうやって?
T: 知らないうちに少年に財布を取られちゃったんだ。フランスで妻と娘と一緒に電車に乗ってたときのことだよ。
M: そう!うまく計画されたすりだったわ。
T: 女の人がね、多分少年の母親だと思うんだけど、僕と娘に話しかけてきて注意をそらせたんだ。
M: (まるでタイミングを見計らったかのように話を続け)彼女がそうしてる間に、少年はいっぱい入った夫の財布を取ろうとすでに夫のポケットに手をかけてたの。
A: すごい!完璧な連携プレー。
E: 同感だわ。それでその仕組まれた計画の犠牲になったって知ったのはいつ?
T: 財布がないってことに気づいたときには、すでにみんなで夕食を食べてたんだ。あの時はほんとに慌てちゃったなぁ。
A: 所持品、取り戻すことはできたの?
T: 残念ながら、戻らず。警察にも届出なかったよ。犯人を探し出すのはほとんど不可能に近かったから。
E: そんな不運な話、お気の毒ね。
M: (不意に興味深い様子で)ねぇ、もしよかったら、タク、あなた そのときいくら持ち歩いてたのか教えてくれる?
T: 1,000ユーロぐらいかな。
E & A: (声が徐々に小さくなり)1,000ユーロ...
M: この話の教訓として言えるのは、常に油断しないこと、そしてできれば、旅行に行くときは大金を持ち歩かないってことね。
T: ほんとだね。人生の中で学んだ最も高くついたレッスンだよ。
■イラン民主化運動のアイコン化したNeda
先週前文でイランの改革派は、YouTubeと英語を使って世界に情報を発信していると書きましたが、ある読者の方からお叱りのメールをいただきました。
その内容は、「ためになることを書いてもらってもURLが掲載されていないのでYou Tubeで探せなかった」というもの。
今までは、You Tubeの閲覧まで私の押し付けになってしまってはいけない、あるいは、You Tubeは個人の投稿なども多く、きちんと編集されていないので、誤解を招く部分もあるだろうということで、テレビ局が編集したものなど以外はご紹介してきませんでした。
しかしそれが読者の方の不満につながってしまうようですので、これからは出来るだけURLも載せるようにしていきます。
しかし、個人の投稿などは信用できるかどうかをきちんと自分で判断して見ていただくようにお願いします。
さて、今週まさにYou Tubeが世界に多大な影響を与える過程を目撃しました。
先週のメルマガを書くときにYou Tubeをチェックしていると、ある衝撃的な映像が目に飛び込んできました。
それは、イランの路上で倒れている女性を数人の男性が取り囲みさかんに大声でその女性に呼びかけているもの。
そして見ているうちに女性の顔に血が噴出してきて血だらけになってしまいました。時間的に1分強の短い映像ですが、すごくショックを受けたのはもちろんです。でもその時点では、男性が叫んでいるのも多分ペルシャ語で、特にキャプションもないので痛ましいけどなんの映像かわかりませんでした。
ところが数日のうちにその映像の女性の顔がコンピュータグラフィックで民主化抵抗のアイコンとされインターネットで世界中に広まり、またCNNやCBSのニュースにその映像やアイコンが登場しました。
それらのニュースにより、その女性はNedaという名前の27歳の女性で旅行会社でパートで働いていた女性ということがわかりました。
そして当日、お父さんとデモの現場に来て民衆の真中にいるときに狙撃されて胸を打ちぬかれたこともわかりました。
その映像は、その場に居合わせた人が携帯電話で撮影したものだそうです。
現在、もとの映像に解説やキャプションなどがつけられるなど様々に加工されたものがYou Tube上にあふれ、また、狙撃される前にNedaがお父さんと歩いている様子の映像もアップされ、Nedaは今や世界中の何億人何十億人の人が知っている存在になっています。
そしてオバマ大統領もその映像に対し痛ましいとコメントしています。
また、そのYou Tubeの映像に対し、英語で「我々も何かしなければいけない」とか、「こんなことが許されていいのか」など様々なコメントがされています。
今You Tubeで"Neda" "Iran" "election" のキーワードで検索するとたくさんの動画がヒットします。興味ある方は確認してみてください。
また、CNNのホームページではこちらのページでVIDEOのタグをクリックすると、Nedaの映像も含めたイランの民主化運動の様々な動画が次々に流れてきます。
http://edition.cnn.com/2009/WORLD/meast/06/21/iran.election/index.html
今週この動きを見ている一方で、日本の新聞、ニュースを見ていると、この世界中で今大きな話題になっているNedaについて全くわかりません。
また、日本人からはイランの民主化運動に対する興味もほとんど感じられません。
毎日のニュースでは麻生総理がイランの民主化弾圧に対する懸念を表明することもなければ、オバマさんのように社会保険改革の強い意思を表明することもなく、不人気な麻生さんを退陣させようとする勢力とあくまでも退陣を拒否する麻生さんの自民党内の内輪もめばかりが流れてくる。
当然世界の生の情報がほとんど入ってこないので日本人がイランに興味がないのもやむを得ませんが、英語を使っていないことがこのように世界の情報からの孤立を生んでいること、それが世界の常識からかけ離れた日本を生んでいること、このままでは日本がますます世界から尊敬されない国になってしまうことを認識し、真剣にこの状況を変えていく必要があるのではないでしょうか。
■ 編集後記 ■
日本人は英語を話すのが苦手です。でも中学生や高校生がDCECに入ってくると、みんな割りとすぐに英語でコミュニケーションを始めるようになります。
ということは、日本人でも適切なやり方で学習すれば英語を話せるようになるということですよね。
今、私たちは出来るだけこの事実を広く知ってもらうために、中・高生のために無料のセミナーをやっていこうかと企画しています。
(島)
先週土曜日の父の日、緑茶が好きな父に緑茶セットを送りました。その夜電話で父と話しましたが、ふだん無口な父がいつもよりいっぱい話してくれました。父もその日は、祖父のところに行ってきたそうです。緑茶と長靴と他にもプレゼントを持って。たまたまだとは思いますが、同じものをあげるところがやっぱり親子だと思いました!(Umi)
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