いままでメルマガのなかで成功の要因は、
1.巨人の肩に乗ること
2.行動を起こすこと
と述べてきました。しかし、行動を起こしてもその行動の方向が的外れだったら徒労に終わってしまいます。
ジャングルを切り開きながら、目的地に向かうとき、地図も磁石も無く歩いていたら、いくら効率よくジャングルを切り開いたとしても、目的地に到達することはほとんど不可能でしょう。
人生にも同じことが言えます。目的地とそこへ向かう方向をしっかり決めて行動する必要があります。
では、どのような方向に向かえばよいのでしょうか。それを決定するには将来を予見する力が必要です。幸い、いまのインターネット時代、いろいろなデータが家にいながらにして集めることができます。
では、それを使って日本の現状を見てみましょう。
今、日本の労働市場で2つの大きな潮流が動いております。
ひとつは世界でも類を見ないほどのスピードで進んでいる高齢化。毎年60万人もの人たちがリタイアして、GDPへの貢献から離れていっています。
特に2007年から2010年にかけて、いわゆる団塊の世代が定年を迎えます。
その影響は、財務省・財政総合政策研究所の試算によるとGDPが約16兆円も減少する。一方少子化の影響で新たに労働市場に参加してくる人数も減少を続けています。人口の統計というのは、大規模な戦争や災害が起こらない限り、一番未来を予測しやすいものです。したがって、よほど大胆な政策の変更が無い限り、「日本経済には年率1パーセントのデフレが織り込まれていることと同義なのです」と大前研一さんは、彼の最新著「ザ・プロフェッショナル」のなかで言っています。
そしてもう一つは中流社会の二極化です。
今まで日本は一億総中流といわれてきましたが、ここに来てそれが二極化に向かっています。これは、総務省の貯蓄動向調査を見ても明らかで、1999年と2003年を比較すると貯蓄額が400万円から1200万円の層の割合が全体的に減り、逆に貯蓄が200万円に満たない層が大幅に増加しています。
この二極化の方はアメリカを見ても同じ傾向で日本より数年進んでいます。
そして恐ろしいのは、アメリカでホームレスを調べてみると元は大企業の管理職だったような人も増えているということです。
なぜ、この二極化が起こっているのでしょうか?
これはITの進歩が二つの側面で影響しています。
一つはグローバル化の進展で今まで中間層が行ってきた仕事がどんどん賃金の安い国外に容易に移転してしまうようになったこと。
そしてもう一つが、E-mailやデータベース、その他のITの進歩で知識の共有、伝達が容易になりいわゆる人材を管理する業務に携わる人員が減少していることがあげられます。
アメリカの場合を具体的にみると、コールセンターやソフトウェアの開発、そして給与計算や会計業務までインドなど国外に移転していっています。
日本には日本語の壁があるから大丈夫。それはアメリカの話で日本には関係ない、なんて思った人はいませんか?
ところが、すでに日本でもコールセンターや会計業務の拠点、ソフトウェアの開発拠点などが海外に移転し始めています。
このまま何もしないで今までどおりの生活を送っていたら、確実に可処分所得は減り続け、定年を迎えても年金が出ない、せっかく長年一生懸命働いてきたのに定年後には、単純労働の賃金の低い仕事に就きつましい生活をおくらなくてはならない未来が待っています。
この暗い将来もデータによって裏付けられています。
総務省の家計調査によると勤労者世帯の可処分所得、すなわち収入から税金や社会保険などを差し引いたいわゆる手取りが1998年まで増え続けていたのが、98年をピークに減少に転じものすごい勢いで減少し、2002年にはすでに90年のレベルまで減少しています。
さて、日本に影響しているこの二大潮流にあなたはどのように立ち向かっていきますか?
まず最初の労働人口の減少に対し、日本が過去の大国にならず、GDPの水準を維持向上させるためには、人口を増加させる、もしくは、私たちの労働による付加価値を飛躍的に高めるしかありません。
一番は出生率を上げることですが、それを改善できたとしても労働人口を増加させるまでには、20年以上の歳月が必要になり、それまでに日本は沈没してしまいます。
では、即効性がある労働力人口の増加は?
そう、外国からの投資と人材の受け入れです。
DCECのガヴァネスたちは、外国人ですが、日本人と同じように税金を払い、年金保険料を払い日本の経済を支えているのです。
彼女たちは非常に優秀かつ勤勉でモラルも高いものがあります。私自身も彼女たちから良い刺激を受け、外国人を日本に受け入れることのマイナスよりもプラス面を大きく感じています。
一方の中流社会の崩壊ももう避けることができない流れになっています。
したがって、それを恐れていてもしょうがないので、このメルマガの読者のあなたは、勝ち組に入るように頑張ればいいのです。
そのためには自分の付加価値を高める必要があります。プロフェッショナルになれば、かえって所得が増える時代なのです。
ここで、大前研一さんのプロフェッショナルの定義をご紹介しましょう。
「プロフェッショナルは感情をコントロールし、理性で行動する人です。専門性の高い知識とスキル、高い倫理観はもとより、例外なき顧客第一主義、あくなき好奇心と向上心、そして厳格な規律。これをもれなく兼ね備えた人材を、私はプロフェッショナルと呼びたい。」
ここで気がつくのは、専門性の高い知識とスキルだけではなく、心の姿勢を示す要素が多いことです。
そして、もちろん英語を使いこなせる力が大きくものを言うというのは皆さんおわかりですよね。
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