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English TIPS 2004.10.30 |
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まじめな人は英語がしゃべれない?!
先週、右脳の驚異的な能力をご紹介しましたが、では、どうしたらその右脳の力を英会話の学習に生かせるのでしょうか。
これは、私自身の話をするとわかりやすいかもしれません。
私は、もともと普通のビジネスマンで44才までは全く英語を使わない仕事をして来ました。したがって、大学を出てからまともに英語を勉強しないで20年近くを過ごしてきた、ごく普通の英語をしゃべれないおやじです。
しかし、日本も国際化が進んで従業員の英語教育に取り組まなければいけない状況になりました。外国から毎週の様にお客さんが来るようになり、そのお客さんの応対を自分達でしなければならない状況になったのです。これは、何とかしなければと思って従業員に対し、英会話クラスを設定し、管理職には半年に1回
TOEIC受験を義務付けるという決定をしました。
そのような決定をしたのはいいのですが、当時私は部長職から関係会社の代表取締役まで7つもの職務を兼任していたので、とてもじゃないですが、英語を勉強する時間などありません。しかし、嫌がるみんなにTOEICの受験を義務づけた手前、自分も受験しないわけにはまいりません。自分で決めたのですが、実は「しまったな。結構駐在帰りのメンバーも多いし、これでTOEICでぶざまに低い点を取ってしまったらみんなにばかにされるな」と結構あせりました。
そこで、考え出したのが現在DCECで行っているメソッドの原型です。
朝、晩の通勤で駅まで歩く10分間ナチュラルスピードの英語のCDを聞く。できれば毎日、10分間CDで聞いた英語を声に出して読む。これであれば、忙しくても何とかなるだろうと思ったやり方です。
しかし、実際はそれでもCDを聞くのは週に3、4回、声に出して読むのは週1回がやっとでした。
そして半年後初めてTOEICを受けました。初めてのTOEICの印象は、2時間ぶっ続けのテストでへとへとになり、頭ががんがんしていた記憶だけが残っています。
戻ってきたスコアをおそるおそる見るとなんと500点を越えているじゃないですか。予想外の好成績です。20年近くも英語を勉強していなかったのにたった半年いい加減にCDを聞いていただけです。
これには自分でびっくりしました。
このときの経験を元に、その後調査研究の末完成したのが現在のDCECメソッドになります。
このDCECメソッドは、基本的に「こどもが言葉をおぼえる」時と同じように、「聞く」「話す」を中心に音から「体で覚える(右脳を使う)」メソッドです。
その後の私自身は、以前と同じようにCDを聞く、声に出して読むという以外、TOEICの問題集をやる、文法の勉強をするというような受験のための勉強は一切していませんが、400点近くスコアが上がりました。
ここで重要なのは、今日はちゃんとCDを聞いたし読むこともできたという日でさえ1日に30分以上英語に取り組んでいない、しかもほとんど辞書をひいていないという事実です。
これと比較すると大学を受験した時は、はるかに多くの時間を英語の勉強に費やしていましたが、全くしゃべれなかった、という事実です。
ここで、「まじめな人が英語がしゃべれない」という今日のタイトルにした内容について、DCECの生徒さんのケースを使って考えてみたいと思います。
DCECの生徒さんは、だいたい入会から3ヶ月でヒアリングの上達を実感し、半年もするとコミュニケーションがだいぶ取れるようになってきます。
ただし、中にはなかなか上達を実感されない方もいらっしゃいます。
今まで見ていると生徒さんの1〜2割の方が3ヶ月経ってもあまり上達を実感できないとおっしゃってきます。
実はその方たちを見ていると、はっきりと共通した特徴があるのがわかってきました。
●英会話習得に伸び悩む人の共通点
その共通点を挙げると
○みんなまじめに英語上達に取り組んでいる
○結構英語の勉強に時間を割いている
○英語のセンテンスを暗記している
○レッスンの中で文法的な質問が多い
○細かい事にも疑問を持って解明しようとする
○DCECのテキスト以外も勉強している
どうですか。本当に優等生の勉強家ではないですか。このパターンの人達の属性を見ると、まじめにきっちりした仕事をしているだろうな、と思われるビジネスマンや英語の先生、まじめに英語上達に取り組んでいる主婦などが挙げられます。
でも、このメルマガをご購読いただいている皆さんなら、この方たちの問題点が少しわかるのではないでしょうか。
そう、一番の問題点は、左脳ばかりを一生懸命使っているという事です。
先週号の七田博士の説明の中で次のようなものがありました。
「中学校で習う英語は、左脳の低速意識処理のコンピューターを使う学習法ですから、この方法では10年学んでも、20年学んでも一向に英語を取得することができないのです。
左脳は直列処理方式の頭脳とよく言われます。左脳は、記憶・理解を求め、文法的に一つ一つ知識を伴って学習していくという方式の頭です。
右脳には左脳にはない高速大量記憶機能と、入ってきた情報を超高速に処理する高速自動処理機能があります。語学の学習には、右脳のこの二つの機能を上手に利用することがぜひ必要です。」
センテンスをそのまま暗記する、文法を考える、細かい事にも疑問を持って解明しようとするというのは全て左脳の働きになります。
センテンスをそのまま暗記すると、それは左脳の引き出しにしまうようなイメージになります。したがって、実際に会話する場面では、まず引出しの中身を探しに行って、見つけたら、それをその場に合う様に単語を組替えて、時制を考えて・・・などやっているのでなかなか言葉になって出て来ません。
この人たちの共通する特徴は、いちいち頭の中で考えながらしゃべろうするので言葉が出てくるのに時間がかかることがあります。
また、暗記しているサンプルセンテンスがないとほとんどしゃべれなくなってしまうというものもあります。
一方、英語のセンテンスを何回も声に出して読むことで「体で覚える」、言い換えれば右脳にパターンをインプットしてしまうと実際の会話の時に、自然に適切な言葉が口から出て来るようになるのです。
右脳を活用しようとしたら、左脳を黙らせなければなりません。だから、右脳を活用する達人や右脳を活性化させる場面では、共通したことが言われます。
すなわち「心を無にする」。
座禅などがそうですし、例えばあの宮本武蔵が「五輪書」の中で言っています。物の見方には二通りあってひとつは「見」で、通常の外観や表に見える動きを観察すること。そしてもう一つが「観」と言って無心になることで物の本質が見えるようになり、敵に攻撃される前にその動きを察知できるといっています。
ここで「心を無にする」ということは、いろいろ理屈や理解を求める左脳を黙らせるという事だと思います。
文法を考えたり、この単語とこの単語の使い方の違いは何だろう、等と考えると左脳を活性化させて右脳が黙らされてしまうので、当面細かい事にこだわらず、英語を聞いたらそのまま受け入れ使うというやりかたで英会話習得に取り組んでください。
DCECの学習法の特徴はこちらのページからどうぞ
→ 英会話できるようになることにフォーカスしたDCECメソッド
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