|
|
起業 & ビジネス TIPS 2004.9.25 |
| |
「付加価値を生み出すために必要な英語とIT」
「子供の10人に1人が毎日の食事すら充分に取れない状況になっている」
これは、今月NHKのニュースが伝えたある国の現状です。
そのある国とは、そう世界の覇権国アメリカです。
それも、もともと貧しい階層の話ではなく、アメリカのイメージを絵に書いたようなミドルクラスの崩壊が始まっているのです。現在破産宣告を受ける90%以上がミドルクラスから出ているそうです。
なぜ、そんなことが起こっているのでしょうか。
アメリカは、日本よりはるかに早く知価創造社会に移行しています。これがどういうことかというと、新しい価値を創造できない人は職がなくなることを意味しています。現代のIT技術の発展により、組織で階層をなして部下を管理してきた中間管理職はいらなくなってきています。
きちんとしたデータベースを構築してしまえば、日々の売上げから、従業員の情報までCEO(Chief Executive
Officer:経営トップ)自らがデスクのパソコンをたたけばすぐに手に入れることができ、また、E-mailで直接従業員全員に語りかけることができるようになっています。
実際、マイクロソフトのビル・ゲイツやDELLコンピューターのマイケル・デルなどはE-mailで従業員に語りかけています。
したがって、自ら新しい価値を生み出すことができない管理するだけの人材は要らなくなり、そのようなマネージャーがどんどん首を切られているのです。
では、日本ではどうなのでしょうか。
この後、日本のミドルクラスも大変な状況になっていること、そして皆さんに直視していただき、すぐにでも行動を起こしていただきたい日本の驚愕の現状をご紹介します。
ここに驚くべきデータがあります。
<援助率10.78%>
これは、義務教育を受けている子供たちのうち経済的理由により就学が困難なものに対し、学校給食費などを援助する就学援助を受けている子供の平成14年度における割合です。
(出所:文部科学省 スポーツ・青少年局学校健康教育課資料)
日本においても10人に1人以上の子供が給食費にも事欠く状況にすでになっているのです。
そして、ここ日本でもミドルクラスがその主役を担っているのです。
かつては、安定の代名詞であった大銀行。
その行員が今、悲惨な目にあっています。これも前述した米経済誌フォーブスのアジア太平洋支局長ベンジャミン・フルフォードによると「りそな行員は、公的資金注入後の賃金カットでボーナスはゼロとなり年収ベースで3割も減った結果、住宅ローンの支払いができなくなった
ので、家計を切り詰め、平日夜のコンビニ店員、タクシー運転手などのバイトをし、高校生の息子は定時制に移って昼間はバイト生活しているところもある」そうです。
そしてりそなばかりでなく、UFJもボーナスカットのニュースが出ていましたよね。
もう、大企業といえども会社に頼って一生安泰に暮らすことを望むのは不可能になっているのです。
そして、肝心の日本国の財政状況は、りそなより大変な状況なのです。
●国の「債務超過」227兆円
これは9月18日の新聞に出ていた記事ですが、ご覧になった方はいらっしゃいますか?実はこれは大変なことです。簡単に言うと国の財産よりも借金のが
227兆円も多いということです。一般に企業が債務超過になったら銀行はお金を貸してくれません。では、その企業はどうなるか。収入を増やして支出を減らし、毎月入ってくるお金を出て行くお金よりも多くしなければつぶれてしまうということで小学生でもわかります。
ところが、日本のトップの国会議員や官僚たちはこんな簡単なことがわからないようです。
現在の日本の財政状況を簡単にご説明いたします。
国の収入 国の支出 (平成14年度)
税収 42兆円 82兆円 一般会計
国債発行 109兆円 178兆円 特別会計
財投債発行 32兆円
合計 183兆円 260兆円
国債発行残高504兆円
(出所:財務省ホームページ)
参考図書「新円切替」藤井厳喜著、「日本が自滅する日」石井紘基著
非常に大雑把に言うと現在の国の財政は、このようになっています。
これを日本さんという人に置き換えて考えて見ましょう。
日本さんの年収は420万円。でも、浪費家なので毎年2600万円、そう年収の6倍も使っています。当然収入がぜんぜん足りないので借金を今年新たに
1410万円しましたが、まだ足りないので足りない分は、友達から預かっている郵便貯金から使ってしまいました。
国債という借金はすでに5040万円にもなっているので、みんなからどうなっているんだ、と言われて貸借対照表を作ったら、家屋敷を全部売り払っても2270万円も借金が残ってしまうと言うことをしぶしぶ認めました。
でも、実はそれ以外にも5000万円ぐらいの隠れ借金があるそうです。
この状態を見て外国人のムーディーズさんは、
「日本さんにお金を貸したらもう帰ってこないよ。アフリカのボツワナさんや南米のチリさんのがまだ信用できるよ」と言っています。
日本さんはそれでも、「僕の身内は郵便貯金や銀行預金など1億4千万円持っているんだから信用できないなどと言うのは横暴だ」などと言って、外国人の間で笑いものになっています。
皆さんは、この日本の財政状態を見てどう思われますか。そして恐ろしいのはこの借金が年々積み上がり、国の債務超過額が昨年と比較してたった1年で39兆円も増加していることです。
先週触れたトヨタの営業利益が1兆3636億円。超優良企業トヨタ自動車が汗水たらして稼いだ額の30倍近くの赤字を垂れ流しているのです。
◆何に使ってるの??
例えば、自民党の青木参議院幹事長の地元に、通行量1日5千台の既存の橋の隣に青木大橋を245億円をかけて建設し、完成した暁には数十億円かけて既存の橋を撤去するのだそうです。これは、中海を干拓して農地を作るという508億円をかけて進めてきた事業が中止になったので、その見返りに始まったそうです。
(「泥棒国家の完成」より)
こんな財政状態の日本がイラクの復興支援金にイギリスの10倍もの5500億円も出していいのでしょうか。この支援金には自衛隊の派遣費用など含まれないので、それを加えるとゆうに1兆円を超えるのです。
(ちなみに湾岸戦争のとき日本が負担したのは1兆3000億円でした。)
そして新聞には、毎日のように定率減税廃止、社会保険料アップ、消費税率アップなど国民の負担をこれでもかと増額する記事ばかりが載っています。
最後に少しだけよい情報が新聞に出ていたのでお伝えいたします。
●FTAメキシコと合意
先々週のこのメルマガで2001年11月にASEANと中国のFTA(自由貿易協定)締結が決議され、あせった小泉さんが、「日・ASEAN包括経済提携構想」を発表したが、農業分野の議員の反対が強く、FTAを結べたのは農業分野の交渉がないシンガポールだけという事を書きました。
そうしたら、9月19日(日)の新聞で日本がはじめて農産物開放のFTAをメキシコと結んだとの記事がでていました。これからの日本にとって、このように海外との関係を深めていく事は喜ばしいことですね。
今までの日本はお金だけばらまいてきましたが、その結果、イラクや中国などまったく感謝していません。それどころか中国はサッカーの応援のときに示したように、強烈な半日感情を持っています。
この事からわかるようにお金をばら撒くより海外からその国の産物を購入するほうがよほど感謝されるしその国からの敬意を集めることができます。
そして、もう皆さんおわかりの様に日本にはもうお金をばら撒く余裕はありません。だからこのように海外との取引を深め、海外からその国の安いものを買い、感謝され、また、その国からも人やお金が来るようになることはこれからの日本の発展にとって必要な事です。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
もう本当に暗くなってしまわれたのではないでしょうか。
▲
でも、これが日本の現実です。もう会社も国も頼れません。
でも、嘆いていても状況は変化しません。
ここで、あなた自身が変えられるものがあります。
そう、あなた自身です。あなたはあなた自身のCEOなのです。自分を変えるのは自分が決意し、それを実行に移すだけで変えられます。
一日も早く英語を自分のものにして、たとえ自分の会社がつぶれても、あるいは日本国が破綻してしまっても、自分自身が世界のどこでも力を発揮できるようにしておけば自分の未来を自分で作ることができるのです。
手遅れにならないうちに、一歩踏出しましょう。
●参考資料●
○財務省ホームページ
○文部科学省 スポーツ・青少年局学校健康教育課資料
○読売新聞
○NHKニュース
○「日本が自滅する日」石井紘基著 PHP研究所
○「新円切替」藤井厳喜著 光文社
○「泥棒国家の完成」 ベンジャミン・フルフォード著 光文社
●この著者の石井紘基氏は、民主党の衆議院議員で、道路公団改革、特殊法人改革に積極的に取り組み、「税金の無駄遣いは絶対に許さない」と、国政調査権を行使して不正の追及に全力で取り組んでいたが、「いままで解けなかった日本病の正体がみえました」という手紙を報道機関に送ったあと、「金銭的トラブル」が動機という犯人に殺されてしまいました。
この時、アメリカのメディアでは国粋右翼による政治的暗殺と報じられたそうです。
まさに、命をかけて税金の無駄遣いと戦った議員の告発です。
日本が自滅する日―官制経済...
●この「泥棒国家の完成」を読むと外国人から見た日本の驚愕の現状がよくわかります。日本の官僚が私たち国民の税金をいかに無駄遣いしているのか、日本の財政がいかに厳しい状況なのか、親日家としての目から描かれています。
泥棒国家の完成ペーパーバックス
|
| |
▲トップページへ
(C) 2004 Dela Cruz English Club
/ all rights reserved.
|
|