「英語力がないと崩壊する日本経済」
先週、韓国では英語力がないとリストラされると書きましたが、果たして日本ではどうなのでしょうか。
皆さんご承知の様に、現在の日本は少子化の影響で生産年齢人口(15歳〜64歳人口)が1995年をピークすでに減少に転じています。そして2050年には2000年の60%にまで減ってしまいます。これがどういうことかあまりピンと来ないかもしれませんが、過去の日本のGDPの伸びと生産年齢人口の伸びはぴったりと比例していると言ったら少しはイメージできますか?
そう、このまま放置したら日本の経済は年々縮小していってしまうということです。
これは、統計的にはっきりしているので避けることができない現実です。
もう既にその徴候をトヨタ自動車を通じて知ることができます。トヨタといったら利益の額が1兆円を超える世界に誇る日本の優良企業と言うのは皆さん異論がないと思いますが、あのトヨタの上げている利益の80%はアメリカで稼いで日本国内ではたったの2%しか利益が出せないようになっているのが現状なのです。
あれだけコスト削減を徹底しているトヨタですらこの状況ですから、日本で利益を上げるのがどれだけ大変になっているかおわかりいただけると思います。
では、どうしたら日本経済の衰退を防ぐ事ができるのでしょうか。
なんで、英語力が日本の経済にとって重要なのでしょうか。
このように人口が減っていく時に日本の経済が衰退せずに、私たちの収入を維持していくには、どのような方法があるでしょう。
1.国内の市場は、だんだん小さくなっていくので海外にどんどん輸出して外貨を稼ぐ
これは少しは可能性があります。ただし、皆さんもご承知のように現在の環境の中で日本経済を支えるほどの集中豪雨的な輸出はできないし、世界で競争力のある企業は、すでに世界に生産拠点を作っているのでこれから今まで以上に外貨を稼ぐということは難しいのではないでしょうか。
2.外国からの投資をもっと受け入れる
これは、非常に重要です。
今、中国が急激に発展しています。発展している中国の都市に行くと近代的なビルが立ち並び、巨大なショッピングモールや洗練されたブランドのブティックなど、日本の六本木ヒルズなどよりお洒落で活気のある街がどんどんできています。
でも、これらは中国自身のお金で作られているというよりも、海外からの企業などの進出で海外からの投資が大きな役割を果たしているのです。このように外国のお金を呼び込むためには、市場が魅力的でなければなりません。また、外国の企業に対する規制も緩和しなければいけません。自由に競争ができ、市場が魅力的であればお金はほっといても集まってきます。
実は、アメリカの繁栄も海外からの投資で支えられています。
アメリカに対する海外からの投資額は、1992年には387億ドルだったのが、1999年には3,132億ドルと10倍に増えています。そしてこの額は日本のGDPの8%近くに上るといったらその影響の大きさはわかっていただけると思います。
振り返って日本はどうかというと、外国の企業は、現在日本を去って、中国やシンガポールなどに拠点をどんどん移しています。さらに憂うべくは、海外に日本の情報を発信してくれる海外のマスコミが次々と日本支局を閉鎖していることです。先週ご紹介した「フォーブス」のベンジャミン・フルフォードによると、
2003年の後半だけで、イギリスのガーディアンが記者を北京に移し、シカゴ・トリビューン、クリスチャン・サイエンス・モニター、イギリスのインディペンデント、スウェーデンのダーゲンス・ニイヘテル、イタリアのコリエーレ・デラ・セラといった新聞社が東京支局を閉鎖したそうだ。
3.海外からの移民を受け入れる
現在において、日本の衰退を防ぐためにはこれを真剣に検討する時期に来ているのではないでしょうか。
人口の増減というのは、一番予測しやすい統計になっており、大規模な戦争や天災などが起こらない限り予測したように推移します。したがって、日本の総人口が2006年をピークに減少に転じるのはほぼ確実な事実です。
このような状況を受け、国連の人口部は2001年に、「日本は1995年の生産年齢人口の水準を維持し、経済を維持するためには毎年60万人の移民を受け入れる必要がある」とのレポートを発表しています。
現状の外国人の犯す犯罪の増加からすると、外国からの移民の受け入れには反対の人が多いと思いますが、現在のように、経済的に継続が困難と思われるにもかかわらず、中途半端な形で就学生として受け入れる様なことのほうが、困窮した外国人が犯罪を犯す原因になっている事を認識する必要があるでしょう。
たとえば、現在DCECで働いているガヴァネスたちは非常に優秀な人材です。
彼女たちは、きちんとしたビザをとりきちんと働ける環境を提供しているので、犯罪を犯すということは将来にわたって考えられません。
きちんとした制度を確立し、世界から優秀な人材や日本に不足している分野の人材を受け入れることが、継続した日本の繁栄につながっていきます。そして、何よりこのようにきちんとした形で日本で働く外国人を増やすことで、現在破綻が懸念されている公的年金の保険料支払い者を増やし、財政が改善できれば、私たちの将来に対する不安を軽減することにもつながるのです。
そして、ここでもいえるのがアメリカは世界から優秀な人材を集め、その移民により繁栄を謳歌している側面も忘れてはなりません。アメリカは1990年代を通じて、毎年約100万人の移民を合法的に受け入れています。(移民年鑑)
そして、移民以外にビザを取得して働いている外国人が年間100万人以上に上っています。
すなわち、アメリカは海外からの投資と海外からの人材の受け入れで繁栄しているのです。
このように、日本を今後衰退させずに私たちの将来を明るくするためには海外とのつながりを深めていく以外にはありません。日本の国内にいても外国人と接する機会はどんどん増えていきます。もう、すぐそこに新しい環境が迫っています。その時を迎え、あなたは通訳を頼って生きていくのですか。それとも、自分で直接英語でコミュニケーションをとるのですか。
●参考図書●
News Week TIME
「泥棒国家の完成」
著者ベンジャミン・フルフォード
(米経済誌フォーブスアジア太平洋支局長)
光文社
「新円切替」
著者 藤井厳喜
光文社
●この「泥棒国家の完成」を読むと外国人から見た日本の驚愕の現状がよくわかります。
泥棒国家の完成ペーパーバックス
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